住宅街にたつ木造平屋建ての住宅を小規模保育園に改装した事例です。
子供たちがのびのびと過ごせるよう、保育室は間仕切壁の無い一室空間としています。
構造的に必要な筋交いは金属製のものに交換し、透明ポリカーボネート板の壁とすることで見通しを確保できるよう
設計しています。また、この壁は絵本コーナーと園児の作品や季節の飾りなどの掲示コーナーも兼ねています。
内装は木の柱や梁を現しにし、木造の良さを生かしたあたたかみのある空間を目指しました。
外部には保育室からつながるデッキとパーゴラを設け、パーゴラは敷地の境界となるフェンスと一体化させています。
メッシュフェンスの部分には将来緑のカーテンとなるよう、植栽を行っています。
園内に植えられた植物が育つとともに、新しく生まれた保育園が地域に芽吹き、根づいていくイメージを表しています。
Photo:Yuko Tada
用途 | 小規模保育園 |
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所在地 | 大阪府 吹田市 |
敷地面積 | 219.47㎡ |
延床面積 | 101.99㎡ |
定員数 | 19名 |
構造・規模 | 木造・平屋建 |
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